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2007/08/06

台湾紀行⑲「神秘の湖」

「滞在19日目」

早朝目覚めるとかなり体調が上向いていたので、思い切って遠出する事にした。

向かうは「神秘の湖」として有名な「ズーユェンタン」。

話によると、台北から車で5時間かかるらしいが、それだけ時間をかけても行く価値があるらしい。

ちなみに、台湾は国際免許が通用しないので、国外の人は無免で運転する事が黙認されているようだ。

簡単な手続きでレンタカー(2000元=約8000円)をチャーター。

運転を開始して1時間経過した頃には、日本ではまずお目にかかれないミニジャングル的な景色が広がって来た。

しかしこのミニジャングル、ちょっと訳ありである。

と言うのも、この樹木達は「ビンロウ」と呼ばれる覚醒作用や常用頻度によっては舌癌になる恐れがあるガムのような嗜好品を作る為の原料として人工的に植林されているらしい。

ただ面白いのが、国道沿いを走っていると客寄せに水着を着た女性達がこれを売っている姿。

思わず脇見運転で事故りそうになるぐらいセクシーな女性達が魅惑的に商売を展開する。

そうこうしている間に、「ジージー」という田舎街へ辿り着いた。

まず最初に目に飛び込んで来たのは遊園地的なスポット。

「遊園地」と言ってもデパートの屋上に毛が生えたようなものだが、輪投げや射的、相変わらず人気のバスケマシーンなど子供達の笑い声が絶えない憩いのスペースである事に間違いない。

儲ける気が全く感じられないおっちゃんから、マイク片手にまるで選挙演説でもしているかのように呼び込み攻勢をかけてくるおばちゃんまで引きこもごもなのも微笑ましい。

遊園地を少し外れた所に軍が実際に使用していた戦車があったのでよじ登ってみた。

戦車の大砲部に股がって喜んでいるやや下品な私…。

おバカタイム終了後、やや遅めのランチタイムをとろうと店を探すも、間が悪かったのかどこも休憩中。

30分近く探してようやく営業中の店を発見した。

ここでは、「パイコーファン(70元=約280円)」という豚の唐揚げご飯をオーダー。

唐揚げ自体は悪くないが、オプションのミックスベジタブルがどうも納得いかなかった。

その後更に南下し、まるで日光「いろは坂」のような道を駆け上り、遂にズーユゥンタンに到着!

そこで待っていたのは至極の風景だった。

時間帯によって湖水の色を変化させる気分屋のそれは、私との初ミーティングはエメラルドグリーンで出迎えてくれた。

それにしても、人気スポットのはずなのに人影が全く見当たらない。

個人的には嬉しい限りだが。

湖畔近くの鉄橋に静かに腰を下ろす事にした。

夕日が静かに成りを潜めて行った。

程なくして、湖に反射する月光と遥か彼方の街明かりだけが闇を静かに照らした。

気付けば若々しいエメラルドグリーンだったそれは、まるで森羅万象を知り尽くした老人の深い眼のように深く澄んだ色に変わっていた。

また、隣接された波止場には無数の提灯があり、何とも幻想的な世界を構築している。

穏やかな気持ちになった後、「原住民料理」を食す。

「原住民」とは台湾アボリジニーの事で、ここの原住民は「サオ族」という先住民中最も少ない590人の部族だ。

そこの特産の淡水魚、「総統魚」は絶品!

余談だがこのネーミング、蒋介石が好物だった事からつけられたとの事。

食後、湖近郊の「日月潭映涵渡假飯店」に向かった。

「飯店」と言っても決して「中華料理店」ではない。

こちらで飯店というのは「ホテル」の事を指す。

この辺は高級リゾートらしく、素泊まりなのにナント3500元(約14000円)もした!

週末のエクストラチャージ、高過ぎ!

しかし、広々としたリゾート感満点のホテルは、貧乏旅行の最後を飾るに相応しい(…と自分に言い聞かせる事にした)。

かすかな虫の泣以外は何も聞こえない湖畔で深い眠りにつけたのは、何にも勝る至福の瞬間だった。

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コメント

>のあぷぅ。さん
こらこらぁ~!「便秘の湖」は無いでしょ!!
一人で大ウケしてしまいました、深夜の自宅でW

いやいや、便秘の湖は名前負けしないぐらい美しい湖でしたよ!
穴場と言うよりもむしろ観光スポットなんですが、僕が行った時が超ラッキーだったんでしょうね、がら隙だったので。

確かに、ホテル代高過ぎました!
台湾の屋台で半月ぐらい好きなもの食べれる代金でしたからねぇw

投稿: 岡本竜汰 | 2007/08/25 01:14

最近、色々とバタバタしてて疲れてるせいか、タイトルが『便秘の湖』に
見えてしまいました。(@Θ@;)
でも、読んでるうちに全然違うじゃん!って気づきました。笑

エメラルド色グリーン色の湖があるなんて穴場的場所なんですかね!?
癒されてるって感じがしていいですね☆
でも、最後のホテル代高過ぎです・・・。


投稿: のあぷぅ | 2007/08/15 16:48

>TAKINA-MIXさん
そうなんですよ、あんまりナルシスティクに書きたくなかったんですけど、そう書かずにはいられない程美しい光景でした!
機会があったら是非行って直接見て欲しいです。
きっと忘れられない一日になると思いますよ!

「総統魚」なんて、蒋介石はどこまで自分の力を見せつければ気が済むんですかねぇw
ただ悔しいかな、味は抜群です!
僕が食べたのは、魚を使った海鮮鍋でした。
濃くがあって美味しかったですよぉ!

>おじょーさん
も〜おじょーさん、ロマンティストなんだから!
でも確かに時期的にも外で過ごせる季節だから、ハンモックかなんか吊るしてブラブラ揺られながら夜を明かすのもいいかも知れませんね!
ホント、来台の際は是非!!

投稿: 岡本竜汰 | 2007/08/12 15:17

そんなキレイな景色なら、
きっと私ホテルなんて泊まらず
湖畔で夜明かししちゃうかもな~♪
うん!一度はぜひ観てみたい!!

投稿: おじょー | 2007/08/07 20:44

ズーユェンタン、読んでいるだけでウットリしちゃう風景ですね☆
しかも幻想的な景色に自分だけってシチュエーションがまたイイ!!

それにしても総統魚ってネーミングが(笑)
でも食べてみたい!!白身のお魚なのでしょうか???
調理法は?

投稿: takina-mix | 2007/08/06 18:09

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