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2007/05/28

台湾紀行⑨「乳首だらけのサッカーボール」

「滞在9日目」

今朝は昨夜の鳥骨鶏が効いたのか清々しい目覚めだったので、朝から外出することにした。

今日最初に訪れたのは、「クワンティエン・タイペイ」という芸術サロン。

ここはかつてのアメリカ領事館だったらしく、モダンな雰囲気を醸し出していた。

しかし、建物はモダンなものの、中は単なる映画館とカフェなのですぐに出てしまった。

その後、たまにはちゃんとした時間にランチをとろうと、小龍包で有名な「チンティンロウ」に。

時間が早かったせいか客は3組しかいなかったのだが、いずれも日本人だった為ちょっとゲンナリ。

どうやらここは日本人客も多いらしく、ちゃんとした日本語メニューも用意されていた。

たいして腹が減っていた訳でもないのに、勢いで小龍包、蒸した野菜餃子、そして定番の牛肉麺をオーダー。

さすが老舗というだけあり、どれもこれもハオツゥ〜(美味)!

が、どれもこれもしっかりした量なので、胃がやや興ざめていた。

興ざめた胃にはアートでしょ!…って事で、「タイペイタンタイイーシュークワン(台北モダンアート美術館)」へ。

今開催されているのは、「人体を使ったアート展」だった。

館内には「乳首だらけのサッカーボール(もちろん本物の乳首ではない)」や、「人体をプリントしたボディースーツ」などがあり、ちょっとエキセントリックな面もあったが楽しめた。

ちなみに、ここでも台湾人に間違えられる。

ちなみに、ここ数日、日本語より北京語で話しかけられる方が断然多い。

私は一体何人なんだ?

その後、台北の台所と言われる「ティーホワチエ」へ。

ここは、大正時代の面影を残すバロック風建築群が密集している地域。

また、「台所」というだけあって食材や漢方薬剤が店頭に山積みされている。

そんな光景を見ているだけでも楽しい。

ただ素朴な疑問としては、大きな壷状のガラスに入っている漢方薬剤の下の方はもう何年も日の目を見ていないような気がするのだが、果たして品質的には問題ないのだろうか?

定期的に下の方をかき混ぜている事を、心から希望する。

まっ、「良薬は口に苦し」だからいっか?!

しばらく歩いていると甘味処があったので、杏仁入りかき氷(35元=約140円)を思わず購入。

台湾の雑踏の中で食べるかき氷、たまりません!

杏仁も甘すぎず、歯ごたえも適度にあって美味しかった。

そんな至福の時を過ごしながら次の予定を考えるも全く思いつかず、一度頭を整理すべく「洗髪」する事にした。

こちらの「洗髪」はなんでも椅子に座ったまま行われるらしく、前々から気になっていた。

向かった先は「アンスリープ」と言うヘアサロンで、店内は日本のそれと変わらない程お洒落。

まず幾つかのコースから希望のものを選び、その後トリートメントの種類やマッサージの有無を選択。

私は一番シンプルな「台湾式シャンプーと頭皮洗浄コース」(550元=約2200円)にした。

コースが決まると20そこそこのあんちゃんが出て来て肩のマッサージをしてくれる。

当初あんちゃんをナメてたが、驚いた事にかなりのテクニシャン!

寝そうになるも、洗髪を見届けるまではそうもいかず、気合いで持ち直す。

15分程マッサージをした後、いよいよ洗髪タイム!

おもむろに頭にシャンプーをかけたかと思うと物凄い速さで泡を立て始め、気付けば白髪のアフロヘアー状態に!

「目をつぶった方がいい?」と尋ねると、「いや、大丈夫です」と一瞬プロの目になった(実際、顔に泡が付く事はなかった!)。

洗髪が一通り終わると洗面台へ誘導された。

「な〜んだ、結局座りっぱじゃないじゃん!」と若干ガッカリ。

物凄い痛いジェット噴射で頭皮洗浄し、全行程終了(約40分間)。

頭もスッキリしたところで、心もスッキリしたくなり「龍山寺(ロンサンスー)」へ。

前回行天宮に訪問の際、お供えのお線香を貰う事が出来なかったので、今回は勇気を振り絞って頂く事に。

無事お参りも済んだところで、お寺近くの露天で「青草汁」を購入。

なんだか体に良さげという単純な動機だったが、やっぱり「良薬は口に苦し(本日二回目)」だった。

口の周りに青汁をつけながら、急遽来台する事になったモデルの学を空港まで迎えに行った。

台湾9日目の私が、一丁前にも空港に友人を迎えに行くまでになっているのだから面白い。

第一と第二ターミナルの違いで多少手こずるも、なんとか合流。

その後誠とも合流し、学の歓迎会は台湾一の規模を誇る「士林夜市」でする事にした。

ここでは台湾ビールから始まり、カキのオムレツ、小龍包、カレー味のクレープ、巨大な鶏の空揚げ、野菜肉まん、ポテトを丸々使ったフライ、スイカとマンゴーのフレッシュジュース、焼きビーフン、空心菜炒めと、これでもかというぐらい買い食いした。

やはり、夜市は何度行っても楽しい!

しかも前回ここを訪れた時は一人だったが、今回は三人なので楽しさが増した。

教訓:「夜市は一人で行くべからず。」

明日はこれまた急遽もう一人友人が合流する。

更なる新しい風に期待したい。

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2007/05/22

台湾紀行⑧「無求品自高」

「滞在8日目」

今日は、昨夜食べ過ぎたせいか体が異常に重いので、昼間はゆっくりテレビを見る事にした。

台湾では有線放送の普及が進んでおり、どこの家庭でもおよそ100チャンネルからなる番組から自分の好みのものを選べる。

その中には日本のバラエティー番組しか放送しない局や、マニアックな台湾メイドの局まで様々。

中でも私は「チャンネルV」という若者をターゲットにした放送局のものを好んで見ている。

これはアジア全域をマーケットにしているメディアグループで、香港在住時にもよく見ていた。

今朝は台湾版のモー娘。のような子達がやっているバラエティーと、ジャニーズのような子達がやっている番組を烏龍茶を飲みながらぼんやり眺めていた。

そうそう、烏龍茶で思い出したが、こちらでは油断してお茶類を買うと糖分が含まれているものを買ってしまう。

昔、シンガポール在住時にその事を知らずに購入してしまいゲンナリした。

これは小学生の頃に友人宅で麦茶に砂糖を入れられて以来の衝撃だったが、こちらの人にとっては一般的。

それと、どの飲料水もペットボトルの量が600mlと日本より100ml多い。

なんだかチョッピリ得した気分。

しばらくそんな調子でマッタリしていると誠から連絡があり、急遽「日本観光協会」のオフィスにお邪魔する事になった。

自宅から5分ぐらいの所にあるオフィスは、立派なビルの13階に位置する。

オフィスに入るとご丁寧にも所長室に通して頂き、しばらく所長さんを待っていた。

その際、テーブルにあった日本の紹介用の写真集を何気なく眺めていた。

そこには北は北海道から南は沖縄まで、四季折々の美しい写真が収められていた。

近過ぎると見えないものがあるが、こうして俯瞰で見ると日本にもまだ訪れた事のない美しい場所が沢山ある事に気付かされる。

その後、所長さんの計らいで観光協会の方達と夕食をする運びに。

向かった先は所長さんお勧めの店、「羊鶏城」へ。

この店の名物は店名にもなっているが、ズバリ「羊(こちらではヤギの事を羊と言う)」と「鶏」である。

鶏鍋は贅沢にも真っ黒な鳥骨鶏(うこっけい)を一羽丸々使った豪快な鍋だ。

鳥骨鶏は透き通ったパイタンスープの中に黒々と存在感を現す。

鶏を一羽丸々って事は…そう、爪先からてっぺんまで文字通り「丸々」入っているのだ!

これにはさすがの私も動揺を隠しきれず、

「もし間違って『頭』食っちゃったらどうしよう・・・。」

「『爪』の部分とかも相当ナシでしょ・・・。」

などと、まるで「闇鍋大会」の気分。

しかし、所長さんのせっかくの計らい。

震える手を悟られまいと、恐る恐る鍋に箸を向けた。

神様は日頃の行いを見ていてくれたのか、運良く手羽の部分やモモの部分をゲットし、ホッとした。

鍋自体は塩のシンプルな味付けでかなり美味いのだが、「頭」の恐怖がよぎる。

それを察知したのか誠は、

「あっ、それだったら俺が食うよ!」

事もあろうか、鍋の中からまるで金塊を見つけるが如く、楽しそうに頭探しを始めたのだ!

近しいDNAを共有してるはずなのに、どうしてこうも違うのか!?

しばらくして、黒光りした、まだトサカも付いている状態の頭を嬉しそうに発見(一人ゴールドラッシュ状態)!

「うげっっ・・・。」

そんな私を尻目に、彼は美味そうに頭をバリバリ食い出した。

しまいには、「これが『舌』の部分だよ!」だの「あれ?『目玉』がないや。スープの中に落ちてんのかな?アハハ!」と来たもんだっ!

「こら誠!そんな事言ったらも~食えないじゃんっ!」

そんな死闘を繰り返しているうちに、台湾人の女性スタッフが合流。

彼女の名は「王吟文さん」。

神戸大学に留学経験がある才女だ。

席が隣になった事もあり、色々お話しする機会を得た。

そん中で彼女はこんな事を言っていた。

「無 求 品 自 高」

〜求めない人は自ずと品(ひん)が高まる〜

彼女の旦那さんは、台湾では誰もが知っている大財閥。

一般家庭出身の吟文さんは結婚当初、姑から箸の持ち方一つ指摘されたと言う。

生まれもっての育ちのギャップを埋める為に彼女は人知れず努力し、今日に至るまでの十数年間、常に上記の言葉を胸に生活してきたという。

「求めない、羨まない、ひがまない」

そうすれば、それ以上の価値ある人としての品位、品格が備わる。

人間そうありたいものだ。

明日は、急遽日本から友人が来台する事になった!

さてさて、今日は明日に備えて早めに休むとするか。

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2007/05/13

台湾紀行⑦「夢のコラボ?」

「滞在7日目」

今朝は「国立台湾博物館」からスタートする事に。

ここは当時の日本政府が鉄道開通を記念する為に設置した、公共建築物の代表傑作の一つ。

それにしても、現存する古い建造物の殆どが日本政府が作ったと言うのだから驚きである。

館内に入るとギリシャ神殿式の美しい内装。

展覧物自体にはあまり惹かれなかったものの、散歩するだけでも優雅な気分になれた。

退館後、ちょっと気分転換に西門町にある「ホンロゥチュィツァン」という劇場を訪ねた。

ここも日本人建築家が1908年に建設したもので、現在は2階部分で人形劇やコンサートをやっている。

レンガ造りの建物は不思議と落ち着く空間で、2階のステージは小さい箱だが雰囲気のあるいいものだった。

その後、劇場界隈の繁華街「西門町」へ。

ここは「台湾の原宿」と言うだけあって中高生で賑わっている。

駅前には渋谷の109的な「誠品116」という女性向けのファッションビルがあったので入ってみることにした。

入店してまず思うのが、日本のファッションブランド店に限りなく近いという事。

売っているもののほとんどが日本と遜色ない。

台湾の若者にとって、日本のファッションが相当手本となっているのが一目でわかる。

誤解を恐れずに言えば、日本のファッションが団塊の世代から現在まで脈々と「アメカジ」贔屓なのと同じではなかろうか?

そんな事もあり、今度は現地の学生がどんな感じなのか知りたくなって、台湾の東大「国立台湾大学」へ行ってみる事にした。

ここは1928年に日本政府が作ったもので、「台北帝国大学」として開設された。

重厚な雰囲気の門を潜り抜けると、広大な敷地内に鬼のように巨大なヤシの木々がお出迎え。

トロピカルな雰囲気の中には歴史を感じさせる校舎がそびえ立つ。

しばらく歩いているうちに、「ん?ここの校舎どっかで見た事あるような…」なんて思い始める。

「あっ、一橋大学に似てるんだ!」

幼少期、東京の国立にある一橋大学近郊に住んでいた私は、「大学生より大学に通う小学生」だった。

それ程毎日遊び場にしていた一橋も、言うまでもなく国立大学。

なるほど、似て然るべきか!

広大なキャンパス内には自転車を乗り回している学生の姿が数多く見られる。

確かにこれだけのスペースなら自転車がないと次の授業には間に合わないだろう。

それにしても、こちらの大学生は日本の学生に比べかなり幼く(若く)見える。

先程西門を訪れた時も感じたが、こちらの高校生は日本の中学生、大学生は高校生ぐらいに見える。

内面のピュアさがビジュアルに投影されているのだろうか?

そんな事をしばらく考えながら構内をまるで台大生のような顔をしてブラブラしている最中、朝から何も食べていない事に気付き、大学近くの四川料理店「重順川菜」へ。

ここではインゲン豆を炒めたものや、鶏肉のXO醤炒めを食べたがかなりチカラあり!

特にインゲン炒めはハッカクが苦手な私にも美味しく頂けた。

会計はちょっと高めの400元(約1600円)。

エネルギー補給も終わりもう一踏張りしようと思うも、不覚にも体の疲れを覚える。

齢32歳(あぁ悲しい哉、台湾では33歳になるらしい!)、この程度の探索で疲れるとは…。

そんなこんなで、急遽マッサージに行く事にした。

向かった先は、「シャンディンリーファーティン」という店。

ここはリーファンティン(理髪店)と言うだけあり、360度どこから見ても散髪屋!

しかし店内は薄暗く、時折女性の「うっ、うぅ〜」という悲痛な唸り声が聞こえて来る。

入店するなりおばちゃんがパジャマのようなものを持って来て、着替えを要求。

「えっ、ここで?!」と言う間もなく裸同然にされ、パジャマでオジャマ状態。

足裏マッサージ付きのコースにしたのだが、しばらくすると奥の部屋から眼鏡をかけた50代ぐらいの男性が出て来て、突然蒸しタオルで私の足を拭きだした!

「えっ・・・まさかマッサージと同時に足裏もやんの!?」

おばちゃん×おっちゃん×私の「夢のコラボ?」実現である。

上半身は極楽(フィーチャリングおばちゃん)に対し、下半身は地獄(フィーチャリングおっちゃん)という究極のSMを味わう事になろうとは…。

しかし、その甲斐あって体は驚くほど軽くなった!

プレー料は足裏オプション込みで、90分1550元(約6200円)也。

軽くなったのをいい事に夜市、「ニンシアルーイエスー」へ。

ここは地元の人が通う、夜市の中ではこじんまりとした雰囲気のもの。

インゲン豆を平らげてからさほど時間が経っていないのに、海老チャーハンと牛肉と青菜のかかった麺、肉団子スープを平らげる。

そうそう、最近オープンエアで食べる「外食」が心地いい。

賑やかな雰囲気の中、時間を忘れて食事をするのは精神衛生上非常にいい。

心地いい時間は、しめて150元(600円)。

一度食欲に火の付いた私は、日本でもチェーン展開している「ヒゲチョー」でルーローファン(ご飯に挽肉の醤油煮を乗せたもの)と、もやし炒めを食す。

食い過ぎの代償は、しめて50元(約200円)也。

人間は考える葦である。

明日こそ胃袋を労わったアカデミックな一日にしたい、と思う。

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2007/05/07

台湾紀行⑥「2・28」

「滞在6日目」

今朝は、台北のセントラルパーク、228和平公園内にある「228紀念館」を訪れる事にした。

ここは日本人の私達にはあまり馴染みのない「228事件」の紀念館であるが、この事件について詳しく解説された日本語版ガイドブックを貰ったので以下抜粋する。

                                                                                     

・1945年に日本が無条件降伏すると、アメリカの指令で国民党の「蒋介石」が単に日本軍を投降させる代表となった。

・台湾人はようやく独立出来ると信じ、「祖国」から来た蒋介石を熱烈に歓迎した。

・しかし、蒋介石は台湾人の期待に反し、「征服者」の態度で臨んで来た。

・蒋介石は「台湾人は日本人に汚染されている」という理由から、21人からなる上層幹部を台湾人はたったの1名とし、後は蒋介石が連れて来た大陸人(中国本土からやった来た人)とした。

・蒋介石の悪政は凄まじく、文字の分からない人を教師として雇用したり、同じ仕事をしても大陸人は台湾人の2倍の給料を貰ったりしていた。

・この為、当初中国を「祖国」と考えていた台湾人は、あまりにも「想像の祖国」と「実際の祖国」がかけ離れている為失望した。

・日本統治下の50年間の台湾を振り返ると、大東亜戦争に巻き込まれた終わりの数年と、早期に発生した抗日運動を除けば常に平和だった。

・近代化した日本の台湾統治は、ハード面(工業・農業・商業)とソフト面(社会文化・生活品質)を向上させた。

・確かに台湾人の「日本化」は免れないが、台湾人の悪しき慣習(不衛生、時間を守らない、無信用、無責任、いい加減)を確実に除去した。

・そんな日本統治下時代を遥かに下回る蒋介石の悪政に台湾人が苦しめられている最中に事件が勃発。

・1947年2月27日、国民党の闇取引取り締まり委員が闇煙草販売をしていた中年女性を襲撃したのをきっかけに群集は怒りを爆発、政府と民衆が激しく激突し、「228事件」となった。

・政府は徹底した武力行使をし、罪のない一般市民を始め台湾の今後を担う優秀な知識人達を計画的に処刑、その数は2万とも言われる。

・228事件はその後の台湾の政治と社会に深い影響を残した一方で、台湾人の性格が深刻に歪められ、戦前日本の統治下にいたのに加えて更に卑屈となり、どこまでも統治者に抵抗するのを恐れ、努めて自己安全を求める奴隷根性が露見した。

・また、台湾人は政治に対して恐怖感を抱き、落胆し失望した。

・この種の政治に対する恐怖心と無関心さは、蒋介石率いる国民党の一党独裁政治に都合よく、民主憲政の発展には不利であった。

・更に、この事件によって台湾の若きリーダー達が処刑された為リーダー階級が空洞化し、国民党の統治を強めた。

・しかし、幸いにして海外に亡命していた多くの知識人達が台湾独立運動に従事し始めた。

                                                                                                 

(李篠峰著「解説 二二八」より)

                                                                            

先日の林玉鳳さんの話と、この紀念館の展示物を見ることによって今の台湾をより知る事が出来た。

同時に戦後60年以上たった今、日本と台湾は新しい関係性を築くべきだと痛感した。

来台前半でここを訪問出来た事により、残りの滞在が一層有意義に感じるだろう。

そうそう、音声ガイドを借りる際パスポートが必要なのだが、生憎忘れてしまい困っていると「葉永徳さん」というご老人が色々ご尽力して下さった。

ありがとうございました!

前回の総統府に引き続き、台湾のご老人は本当に親切な方が多い。

今回もまた素敵な出逢いに恵まれた有意義な一日となった。

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2007/05/02

台湾紀行⑤「満腹中枢」

「滞在5日目」

午前中は部屋でのんびり過ごし、日暮れ頃から台北最大と言われる「士林夜市」へ行ってみる事に。

現地に着くと食料がメインの屋台がズラリと軒を連ねていた。

まだ時間的に若干早かったのか、客はまばらでかえってゆっくり散策出来た。

広大な夜市を一周すると、後方に遊戯コーナーが設けてあった。

そこには時間内にひたすらゴールを決め、その点数を競うというバスケのゲーム機が設置されており、学校帰りの子供達でごった返していた。

この日本でも稀に見かけるゲーム機が台湾では大人気らしく、ありとあらゆる繁華街で見かける。

そんな光景を尻目に、牡蠣のオムレツ(30元=約120円)や愛玉(アイユイ)と呼ばれる実から作ったもので、レモンシロップをかけて食べる(飲む)のを30元で買ったり、クレープの皮になんだかよくわからない揚げ物をクラッシュしたものを包んだお菓子(40元=約160円)を買い食いしまくる。

こんなに買い食いするのは、幼少時の夏祭り以来だ…。

なんだか日増しに台湾が好きになって行く。

すっかり日も暮れ、一通り食欲と好奇心を満たした私は駅に向かう途中、自分の目を疑う事になる。

なんと、そこには私が夜市と思い込んでいたものの数十倍も賑やかな夜市が存在した!

どうやら私が夜市と思っていた地区はあくまで「食の夜市」で、メインのものは他にあったのだ。

うそぉ〜ん!!

もうすっかり満腹中枢が満たされていただけにのるかそるか迷ったが、ここまで来たら後には引けない、行って見る事にした。

そこには食べ物はもちろん雑貨や衣類、何故か「海老釣り」まであるなんでもアリアリ露天でひしめき合っていた。

ここでは満腹のくせに「タンフールー」という砂糖菓子(30元=約120円)を購入。

これは日本の夜店で売っているリンゴ飴に似ている。

しかし、リンゴ飴とは似て非なるこのタンフール。

なんと、リンゴの代わりに「プチトマト」が使用されているのだ!

「はっ?プチトマトwith水飴?そりゃナシの方向でしょ!」と当初失笑するも、

「まてよ、もしかして奇跡的に旨いのかなぁ?よくキュウリに蜂蜜かけたらメロン味、プリンに醤油かけたらウニ味なんて言うし…。」

そんな妄想を払拭出来ず結局食すも、

「…非常に悲しいお知らせです。『ナシ』の方向でお願いします!」

それでも気合で完食した自分を褒めてあげたい今日この頃。

そんなこんなで、あまりにも色んな意味でやられた私はついに帰宅を決意。

にも関わらず、駅付近の中華料理屋にフラリと立ち寄ってしまった…。

胃袋がイカレポンチ…って言うか、「おい、俺!どうしちゃったの!?」的な今日この頃。

行った時間が悪かったのか、作りおきの小龍包と青菜と牛肉麺を食らう!食らう!!食らう!!!

いまさんの食事に120元(約480円)も使ってしまった。

ちなみに、これはテレビチャンピオンの収録ではない。

明日からは胃薬飲んで頑張ろうと思う。

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